症状から探す
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胸が痛い原因はさまざまですが心臓や肺、大動脈などの命に直結する重要な臓器に障害を起こしている深刻な病気の可能性もありますので油断できません。代表的な疾患としては狭心症、心筋梗塞といった心臓を栄養している冠動脈の病気、エコノミー症候群で有名な肺の血管が詰まる肺塞栓症、全身の臓器を栄養している大動脈にコブができる大動脈瘤や大動脈が裂けてしまう大動脈解離、肺が突然萎んでしまう気胸などが挙げられます。
心臓など内臓が原因で引き起こされる胸の痛みは指でさせるようなピンポイントではなく手のひらサイズなど広い範囲で認めることが多く、また痛みの他に締め付けられる感じや詰まる感じがしたり、気持ちが悪いなどの消化器の症状を伴うことがあります。またみぞおちや肩、左手、顎や歯の症状として現れることもあります。
症状がいつから発症したのか、きっかけとなる動作があるか(運動した時、食事の後)、症状の持続時間や頻度、症状の強さ、変化などがとても重要です。
最近発症、運動時のみだったのが運動しなくても出る、時間や強さがひどくなっているなどあれば危険な兆候です。
心配なことがあればまず受診いただき、負担のない検査から始めることで生命にかかわる状況であるかどうかを判断致します。
痛みがすぐにおさまる場合や、痛みがそれほど強くない場合も、重大な疾患の予兆である可能性がありますので、なるべく早く受診ください。
動悸は心臓が原因で起こる場合があります。脈拍が早すぎたり遅すぎたりする不整脈と呼ばれる病気です。命に関わる重篤な不整脈が隠れている場合もありますので症状を認めた場合には躊躇せず受診ください。
人の心臓は洞結節というペースメーカーの役割をする場所から適切な速さで信号が送られ絶えず収縮しています。心臓が原因で動悸がする場合は脈拍が速すぎる、乱れるなどが原因である可能性があります。
常に動悸がなく受診時症状がない場合でも長時間(24時間)心電図で不整脈の診断ができる場合があります。
貧血や甲状腺機能、肺疾患など心臓以外に原因があることもあります。また心臓が原因の場合は超音波検査などで心臓の構造や機能に異常がないか調べます。原因により治療方針が変わるため丁寧な問診、検査が必要です。
不整脈が持続することで心臓含めて臓器の障害へ繋がる可能性もあり気になる症状があれば気軽にご相談してください。
急激な血圧の変動で、脳への血液量が不安定になる循環器障害や、自律神経の乱れやストレスなどの内科的要因によって起こるめまいもあります。高血圧、低血圧(起立性低血圧※)、不整脈、貧血、低血糖などがあるとめまいを起こしやすい傾向があります。また、うつ病・うつ状態・パニック障害・不安障害などでも起こすことがあります。
※起立性低血圧:急激に体を動かすことで、血圧の低下が起こる病態
【主な疾患】
高血圧、低血圧、起立性低血圧、不整脈、低血糖、貧血、自律神経の乱れ、ストレス、うつ病・うつ状態・パニック障害・不安障害など
むくみは医学的には浮腫と呼ばれており、皮下組織に水が溜まっている状態です。水むくみは塩分の過剰摂取や同じ姿勢を長時間続けるなどの生活習慣によって生じることもありますが、疾患が隠れている場合もあります。心不全や腎臓や肝臓の病気、ホルモン以上など深刻な疾患の症状としてあらわれている場合もあります。むくみが続く場合には早めにご相談ください。
健康診断の結果には個人差があり、コメント内容も異なります。受ける方の年齢や体調、体質、既往歴なども様々です。また、健康診断を受けた際の体調や前日の食事、運動、睡眠などによっても結果は変化することがあります。健康診断結果を健康管理や疾患の早期発見につなげるためには、ご自分にとってどう異常であり、どんな対応が必要で、経過観察ではどこに注意したらいいのかなどを知ることが重要です。当院ではわかりやすくご説明し、具体的なアドバイスを行っています。
生活習慣病とはその名前の通り日頃の生活習慣が原因となる病気です。以前は成人病と言われていたものです。
などがあります。無症状のうちに進行し、重大な病気へとつながります。
また動脈硬化や肝臓、腎臓の状態により治療の目標も異なります。
治療薬はありますが体質改善が大切です。薬のみではなく生活習慣の提案などかかりつけ医として総合的な治療を提案いたします。